林修さんが認めた天才ニート、大西拓磨さん。
東京芸術大学に首席で入学したものの、6ヶ月後に懲戒退学。
今は渋谷のネットカフェに居住しているという異色の経歴の持ち主です。
林修が認めた天才ニート~大西拓麿(21)~
ニート生活をつづけながらIQテストを続けていたら、世界記録を4つ更新。
日本で3番目にIQが高くなりましたが、それでも”IQはIQテストでしかない”と言い切ります。
2020年12月24日にネットに投稿された「僕のしょうもない人生を紹介します」という記事が林さんの目に留まりました。
“IQが高いことでテレビに呼ばれなかったのが嬉しい”と語る大西さん
日本で3番目に高いIQを持ちながら、IQという概念自体をこき下ろします。
IQが高いと頭脳に関わる能力が何でも高いとみられがち。
ですが、IQはIQテストという競技でしかなく、「体力を走り幅跳びだけ」で測ろうとするのと同じだと批判します。
大西さんの創作に対するモチベーション
大西さんが考えるに、創作に対するモチベーションは2つあるそうです。
モチベーション1:デザイン的な思考
大西さんがいうデザイン的な思考で描いたのが、上野動物園の裏のパンダの壁画。
パンダも壁画も好きではありませんでしたが、
①上野動物園の塀が汚れている
②上野動物園はパンダが有名
③パンダは汚れを落とすだけで表現できる
この3つから、美しいアイデアが浮かんだそうです。
モチベーション2:自意識
大西さんの創作に対するモチベーションの2つめが自意識。
自分を見て欲しい認めて欲しい。社会とコミュニケーションがしたい欲求があるそうです。
面白い人間になれない人は面白いものを作るしかない。
おしゃべりやパフォーマンス、歌でコミュニケーションが出来ない人は、モノやイタズラを通じて社会とコミュニケーションするしか方法がない。そうした意味で”芸術は最後の砦”と語ります。
大西さんが語る東京芸大
そのほかに大西さんが作った作品に、東京芸術大学の表札の”芸術”の文字を、別の看板を被せるものがあります”東京芸術大学”からは”芸術”が失われたことを表現したそう。
大西さん曰く、東京芸術大学で教えてもらえるのは芸術ではなく技術。
先人たちの積み上げてきた技術・文脈を生徒に吸収させ、その上に石を積むような”山ありきのオリジナル”しか認めてもらえなかったそうです。
大西さんの将来の夢は?
”全然ない””昔からあった瞬間が無い”と断言します。
実は林さんもご自身に子供ができるまでそうした感覚は無かったそうです。
「ある意味僕はもう終わり」という大西さん
”僕はもう一般に理解されたから終わり”という大西さん。
「理解されちゃったかぁ」という残念な気持ちもあるんだとか。
今の生活で満足しているそう。
今の自分を助けようとしてくれる人の存在はありがたいけれど、自分は”ある程度人に承認されるようになった”から、”3年前の僕みたいな人”に手を差し伸べて欲しい。
それが大西さんのTVの前の皆さんに向けてのメッセージでした。
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