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コロナ禍における掃除の仕方~知っておきたい4つのポイント~

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 「コロナ禍の今は消毒よりも掃除が大切」
 そう話すのは、ダイヤモンド・プリンセス号の清掃作業にも携わった、神野敏幸先生。
 『世界一受けたい授業』でも放送された、コロナ禍における掃除の仕方を紹介します。

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掃除は、乾拭き+コロナ対策用うすめ洗剤で2度拭きを

 コロナ対策用うすめ洗剤は家庭で作れます。
 作り方は、水500mlに界面活性剤入りの台所洗剤を小さじ1杯混ぜるだけ。
 界面活性剤は新型コロナウイルスを無毒化することが報告されており、経産省のホームページに、市販のどの洗剤に界面活性剤が入っているのかリストが公表されています。
 二度拭きのやり方は簡単
 ①まず乾拭きで表面に付着している汚れを取り除きます。
 ②次にコロナ対策用うすめ洗剤で拭きます。

 汚れを掃除するときの拭き方のコツは、必ず一方向に動かすこと。
 往復拭きだと一度拭き取った汚れを戻してしまい、掃除しているつもりが汚れを塗り伸ばすことになってしまうからです。
 また、往復拭きだと折り返す動作で風が発生するため、ホコリを舞い上がらせる原因にもなってしまいます。

 テーブルや家具の掃除には消毒用スプレーを直接吹きかけるのが効果的に思えますが、実はこれはNG。
 スプレーの勢いで、表面に付着しているウイルスが舞い上がってしまうからです。
 どうしても消毒スプレーを使いたい場合は、乾いた布巾に消毒液を吹き付けてから拭き取るのがベターです。
 
 

玄関の掃除ポイントはドアハンドル

 玄関のドアハンドルは家族誰もが触れるところ。掃除の仕方は先ほどと同じで、まず、ドアノブの上から下に向かって一方向で乾拭きし、次にコロナ対策用うすめ洗剤で握るような形で拭きます。薬剤を塗るようなイメージで拭くのがポイントです。
 ちなみに、同じ場所を何度も拭く必要はありません。乾拭きも濡れ拭きも、一拭きでOKだそうです。
 掃除する場所も、人が手を触れるとこらだけで大丈夫です。
 電気のスイッチも同じように掃除するだけで、汚れを1/20以下に減らすことができます。

 

万全を期するなら靴裏の洗浄も

 一日色んな所を歩いた靴裏は色々なウイルスが付着しています。
 こちらも洗い方は至って簡単です。
 コロナ対策用うすめ洗剤をタオルに染み込ませて、その上で数回足踏みするだけ。
 これだけで、汚れを1/10まで減らすことができます。

 ちなみに新型コロナによる人口100万にあたりの感染者数ランキングで上位10か国のうち、8か国が家の中でも靴を履く生活様式の国でした。
 それだけに靴を綺麗にすることは、コロナ感染予防に効果的だそうです。

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手洗いは”低い位置”で

 洗面所は家に帰ってから真っ先に立ち寄る場所であると同時に、家族の共有スペース。こまめな掃除が欠かせません。
 洗面所にウイルスをまき散らさないためには、出来るだけ低い位置で手を洗うのがポイント。
 蛇口に近い高い場所で手を洗うと、細菌やウイルスを含む水滴が飛び散ってしまうからです。
 同じ理由から、歯磨きの後のうがいも低い位置でやるのが理想的。
 
 また、使い終わった洗面ボウルも乾いた布巾で拭くのが大事。このとき、濡れ布巾だとウイルスを塗り広げてしまうので要注意です。

掃除機はスティックタイプで

 リビングの掃除中にやってはいけないのが部屋の換気。
 コロナ禍では換気が推奨されていますが、掃除前と掃除中に窓を開けるのは逆効果。窓を開けることでハウスダストが舞い上がってしまうからです。
 また、ホコリが宙に舞い上がっていると掃除機で吸い込んだり拭き取ることもできません。
 換気をする場合は、掃除が終わって30分以上経ってからにするのがオススメです。

 掃除機はスティック型がオススメ。空気の排気口が床から離れた位置にあるからです。
 転がすタイプの掃除機は排気口が床の近くにあるため、掃除機が傾いた時に排気で床のホコリを舞い上げてしまいます。
 掃除機は朝起きた直後か、帰宅直後にかけるのがベター。空気中のホコリが床に落ち切っているため、効率的にきれいにできます。
 逆にやってはいけないのが、就寝直前の寝室の掃除。舞い上がったホコリが寝てるときに自分に降りかかってしまうからです。

 そのほか、重要なのがトイレ掃除。
 ダイヤモンドプリンセス号でもコロナウイルスが最も検出されたのがトイレの床だったそうです。
 コロナウイルスは便からも大量に排出されるため、トイレは必ず蓋を閉じてから流すことでウイルスの飛散を抑えることができます。

使った掃除用具の掃除が大切

 ご家族にコロナ感染者や感染を疑われる人がいる場合、使った布巾やゴム手袋は毎回部屋ごとにゴミ袋に入れて処分しましょう。
 日常掃除に使った布巾などは、コロナ対策用うすめ洗剤でゆすいだ後に洗濯することで再利用が可能です。
 掃除機で吸い取ったごみは取り外すときにウイルスが舞い上がる恐れがあるため、ベランダなどの屋外でマスクを着用し、必ずゴミ袋に入れて処分しましょう。

 最後に重要なのが、”部屋の掃除は上から下に向かって行う”という鉄則。
 ウイルスとホコリは時間とともに重力で落下するからです。下から掃除をすると、後から掃除した場所の汚れが降り積もって二度手間になってしまうわけですね。
 また、ウイルスがほかの部屋に飛ばないように、部屋の扉を閉めて一部屋ずつ掃除するのもポイント。

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