16世紀から品種改良を重ねて、人々に親しまれてきたワールドストロベリー。部位ごとのハーブとしての使い方と、効果・効能を紹介します。
ワイルドストロベリーってどんなハーブ?
16世紀に人の手による栽培が始まって以来、いくつもの品種が作られてきたワイルドストロベリー。
なかでもハーブとして有名なのが、和名で「エゾヘビイチゴ」と呼ばれる品種です。現在、食用とされてるイチゴは19世紀に品種改良されて出来上がったもの。それまでは、このワイルドストロベリーの果実が食用とされていました。
学名の”Fragaria”はラテン語「香る」という単語である”Fragro”に由来すると言われています。
その名の通りフルーティーな甘い香りが人気で、現在でもリキュールの風味づけに使われています。
ワイルドストロベリーの効果・効能
中世のヨーロッパでは魔法を持ったハーブと考えられていたワイルドストロベリー。今でも、ヨーロッパ各地の遺跡から見つかっています。
ハーブティーに使うのは葉の部分で、意外にも香りは番茶に似ています。その分、味に嫌味がないので日本人の舌にもなじみやすい味わいです。
鉄分やカルシウム、ミネラルのほか、タンニンやビタミンCを豊富に含んでおり、肝臓や腎臓の働きをサポートしてくれます。利尿剤に似た働きをするので、関節炎や通風の症状緩和にも使われてきました。
また、胃腸の調子を整える働きに優れており、特に胃炎に効果があると言われています。
乾燥した葉を粉末にしたものは歯磨き粉として、生の果実をつぶしたものは歯石や歯の黄ばみを取り除き、歯や歯茎を丈夫にする塗り薬の一種として使われてきました。
果汁は、しみやそばかすを薄くする美容液にもなります。
ただし、体を冷やす働きがあるので、冬の寒い時期やお腹が冷えているときは避けた方が良いでしょう。
ワイルドストロベリー~ハーブティーの美味しい飲み方~
シングルティーで飲むときは
シングルティーで楽しむときは、一般的なハーブティーより抽出に時間をかけるのがコツです。
ティーカップ1杯(約150ml)のお湯にドライハーブ大さじ1が目安。7分程度蒸らせば完成です。
ワイルドストロベリーのブレンドティーレシピ
おなかの調子が良くないときに
メドウスイート・・・小さじ1
メドウスイートは消化器系の働きを整えてくれるハーブ。鎮静作用もあるので、腹痛のときに試したいブレンドティーです。
老廃物を排出してデトックス
レモンバーム・・・小さじ1
レモンバームは解熱・解毒作用に優れたハーブです。神経の疲れを取る効果もあるので、仕事で疲れたときや、ホッと一息つきたいときにおすすめです。
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