スパイシーな香りから「ペッパーハーブ」とも呼ばれるセイボリー。セイボリーのハーブティーの効果・効能を紹介します。
セイボリーってどんなハーブ?
セイボリーにはいくつか種類がりますが、ハーブの世界でセイボリーと呼ぶときはサマー・セイボリーを指します(ウインター・セイボリーもありますが、スパイシーな味の強いサマー・セイボリーの方が一般的です)。
セイボリーが歴史に登場したのは古代ローマ時代のこと。お酢に浸してソースに使われていました。ほかのヨーロッパ諸国でも「豆のハーブ」と呼ばれ、豆料理の調味料として愛用されるようになります。
ソーセージなど臓物料理の臭みを消す効果も高く、特にドイツでは「ペッパーハーブ」の異名を与えられるほど、人々の生活に溶け込んでいきました。今日では魚介料理や卵料理の味付けにも使われるようになりました。
ちなみに、ウインター・セイボリーも料理に使えますが、こちらは辛みが少ない一方で香りが強いのが特徴。初めて使うときは少量(ドライハーブでサマー・セイボリーの1/3くらい)から試すのが良いでしょう。
セイボリーティーの効果・効能
セイボリーのハーブティーは健胃・整腸効果が高く、消化促進の効能に優れています。
脂っこい料理の後など、胃もたれ防止に飲むのも良いでしょう。
去痰作用があるので、風邪で喉の不快感が気になるときには、うがいに使うこともできます。他にも、ハーブティーの蒸気を顔に当てれば、スチームパックとして使うこともできます。
ただし、妊娠中は禁忌とされていますので注意が必要です。
セイボリー~ハーブティーの美味しい飲み方~
セイボリーは一般的なハーブティーと比べて、少量でも十分な濃さになります。
ティーカップ1杯のお湯(約150ml)に対して、ドライハーブ小さじ1/2が目安。熱湯を注いでから約5分で完成です。
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