昂った気分を鎮めて、ストレス性の頭痛や胃腸の不調を軽減させるハーブ、オレンジブロッサム。
特徴的な香りや、エッセンシャルオイルのネロリとの違いについて紹介します。
オレンジブロッサムってどんなハーブティー?
オレンジブロッサムの歴史~ネロリとの違いとは?~
オレンジにはスイートとビターの2種類があります。このうち、ビターオレンジの花をハーブにしたものがオレンジブロッサム。果実よりも甘い濃厚な香りが特徴です。
このハーブの香りをメイクに取り入れたのが、16世紀のイタリア王女だったアンナマリー・デ・ネロラ。
ビターオレンジから抽出されるエッセンシャルオイルが手袋に染み込ませてコロンとして使いました。
現代でも使われているネロリオイルは、この王女の名前が由来になっています。
オレンジブロッサムはどんな香り?
ビターオレンジの花をハーブにしたオレンジブロッサムは、果実よりも甘い濃厚な香りが特徴。
お茶にして飲むと、少し苦みのあるフルーティーな香りが口いっぱいに広がります。
オレンジブロッサムティーの淹れ方と効果・効能
シングルティーの場合は、小さじ1をティーポットで5分程度蒸らすのが良いでしょう。
気分を落ち着かせて、緊張を不安を解きほぐす効果に優れているので、過労に伴う不眠やノイローゼ気味の人、偏頭痛や抑うつといった自覚症状のある方におすすめです。
血液を浄化して血の巡りを改善する働きもあるので、月経前症症候群や下痢のときに試すのも良いでしょう。ハーブティーの他、バスタブに浮かべて入浴時に香りを楽しむ使い方もあります。
むかつきを伴う偏頭痛や関節炎の症状があるときには使用を控えてください。
オレンジブロッサム~ハーブティーのオススメブレンド~
リンデン・・・小さじ1
オレンジブロッサムと同じく、リンデンにも神経を鎮める作用があるのでストレスやイライラで眠れないときにおすすめのブレンドティーです。
また、利尿作用もあるのでオレンジブロッサムの整腸作用と合わせて、デトックスにも効果が期待できます。
月経に伴う肌荒れなどが気になるときにも良いでしょう。
レモングラス・・・小さじ1
レモングラスはレモンの香りの成分でもあるシトラロールを豊富に含んだハーブ。
同じ柑橘系のオレンジブロッサムとは相性抜群で、爽やかな香りはリフレッシュに最適です。
また、胃腸の消化促進作用にも優れているので、脂っこい料理の後に飲用するのも良いでしょう。
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