豊富に含まれる粘液質が怪我の治癒などに用いられてきたハーブ、マーシュマロウ。その効果と副作用について紹介します。
マーシュマロウってどんなハーブ
マロウ種のハーブの中でも最も粘液質を含んでいるのがマーシュマロウ。
学名のAlthaeaはギリシャ語の”Althaino(治療)”に由来する呼び名。名前の通り、ヨーロッパでは2000近くにわたって医学の世界で重宝されてきました。
マーシュマロウの効果・効能
マーシュマロウ最大の特徴が、根や葉に豊富に含まれる粘液質。粘液が粘膜を保湿することで外部からの刺激を守り、細菌やウイルスの侵入を防ぐことに役立ってくれます。
口内の炎症をはじめとして、咳や喉の痛み、気管支炎などの呼吸器系、その他、泌尿器系の炎症を鎮める効果もあります。下痢で消化器系が傷んだ時には、その修復を、反対に便秘の時には粘液の潤滑作用が便通を促してくれるので消化器系のトラブル改善に役立ってくれるハーブです。
ただし、薬の吸収を遅らせる副作用があるので、内服薬と一緒に飲むのはNG。マーシュマロウのハーブティーを飲んだら、2時間は空けた方が良いでしょう。
マーシュマロウ~ハーブティーの美味しい飲み方~
シングルティーで飲むときは
キャラメルを思わせるような甘い香りが特徴のマーシュマロウ。
ティーカップ1杯のお湯(約150ml)に対して、ドライハーブ小さじ2が目安。抽出時間は他のハーブと比較して少し長め、7分程度見ておくと良いでしょう。ハーブに熱湯を注いでから”煮出す”ことで、とろみがつきます。
喉に違和感を感じた時などに試して欲しい1杯です。
下痢症状の緩和に~マーシュマロウのブレンドティーレシピ~
マーシュマロウ・・・小さじ1
消炎・鎮静作用のあるカモミールは下痢に伴う腸の炎症を鎮めるのに役立ってくれます。体の冷えを改善する効果もあるので、冬場に風邪をひいたときなどに飲むと良いでしょう。
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