レモンに似た爽やかな香りから”コウスイボク”とも呼ばれるレモンバーベナ。ハーブティーの効果・効能を紹介します。
レモンバーベナとは?こんなハーブ
日本ではコウスイボクという和名でも呼ばれるレモンバーベナ。
葉から抽出した精油にはレモンの成分と同じシトラールが含まれ香水、石鹸、化粧品の香料として使われてきました。
料理の香り付けにも使えるハーブで、特に鶏肉や白身魚と相性が良いのが特徴です。
原産国は南アメリカですが日本のような温帯でも栽培できます(イギリスでは室内の芳香剤として、玄関に鉢植えで栽培されることもあります)。
寒さに弱いので冬場は軒下に取り込むか、鉢に植え替えて室内で越冬させるのが良いでしょう。
ドライハーブを自宅で作る場合は、花の咲く直前に収穫した乾燥させるのがおすすめ。
香りの持ちが良いハーブなので、きちんと保存すれば3~4年は風味が保たれます(似た名前のハーブでレモンバームがありますが、こちらは反対に香りが飛びやすい性質があります。買ったら早めに使い切るようにしましょう)。
レモンバーベナの効果・効能
レモンバーベナは鎮静作用があり、神経の昂りやイライラを鎮めてくれるハーブ。
寝つきが悪いときや気分が落ち込んで憂鬱なときに飲むと良いでしょう。
また、身体を温め、気管支や粘膜の炎症を鎮めるので風邪で喉が痛いときや、生理に伴う頭痛の緩和にもおすすめです。
胃腸に働きかけて消化を促す効果がありますが、長期連用や大量摂取は胃に負担がかかるのでNG。
必ず適量を守るようにしてください。
レモンバーベナ~ハーブティーの美味しい飲み方~
シングルティーで飲むときは
シングルティーで楽しむときの淹れ方は、一般的なハーブティーと同じです。
ティーカップ1杯(約150ml)のお湯にドライハーブ小さじ1が目安。5分程度蒸らせば完成です。
レモンバーベナのブレンドティーレシピ
イライラ・不安感を落ち着かせたいときに
ジャーマンカモマイル・・・小さじ2
ジャーマンカモマイルは穏やかな鎮静作用のあるハーブ。リンゴに似た甘い香りが昂った神経を鎮めてくれます。
喉のイガイガ、鼻のムズムズに
ヒソップ・・・小さじ1
ミントに似た香りのヒソップは、気管支や喉の粘膜の荒れを鎮める働きがあります。季節の変わり目で、喉や鼻に違和感を感じた時に試して欲しいブレンドティーです。
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