「レモンよりもレモン」といわれる、芳しい香りが古くから愛されてきたレモンマートル。ハーブティーの効果と副作用、ブレンドティーのレシピを紹介します。
レモンマートルってどんなハーブ
レモンマートルはオーストラリア原産のハーブ。
古くからアボリジニーに愛されてきました。
今でも世界中に流通するレモンマートルのほとんどが、同国のニューサウスウェールズ州やクイーンズランド州で栽培されたものです。
学名の”Backhousia”は、イギリスの植物学者である”James Backhouse(ジェイムズ・バックハウス)”に由来します。
レモンマートルの効果・効能
優れた抗菌・抗真菌効果
レモンマートルの特徴として掲げられるのが、その芳香。
「レモンよりレモン」といわれる、シトラス系の爽やかな香りの正体がシトラール。
レモンマートルには、レモンのおよそ20~40倍ともいわれるシトラールが含まれています。
アルデヒドに分類されるシトラールは、抗菌・抗真菌作用に優れているため、風邪などの予防に効果的。
寒くなる時期にハーブティーを飲むと良いでしょう。
消化不良やお腹のガスを排出する効果
シトラールは芳香性健胃薬とも呼ばれ、その香り自体に消化器系の働きを整える効果があります。
胃もたれや体力低下して食欲がないときに、またガスが溜まってお腹が張ったときにも良いでしょう。
レモンマートルの副作用 – 精油や大量摂取はNG
特に副作用や禁忌は報告されていません。
もっとも、レモン系のハーブの中で最も香りの強いレモンマートルはシトラールを大量に含みます。
精油製剤の外用は皮膚アレルギーを引き起こすことがあるため注意が必要です。
同様に大量摂取は消化器系にかえって負担をかけることがあるため、必ず適量を守るようにしましょう。
レモンマートル – ハーブティーの美味しい飲み方
シングルティーで飲むときは
シングルティーで楽しむときの淹れ方は、一般的なハーブティーと同じです。
ティーカップ1杯(約150ml)のお湯にドライハーブ小さじ1が目安。5分程度蒸らせば完成です。
レモンマートルのブレンドティーレシピ
頭をスッキリさせたいときに
ゴツコーラ・・・小さじ1
ゴツコーラは中枢神経を鎮静する効果のあるハーブ。
レモンマートルの香りで気持ちを切り替え、仕事や勉強に集中したいときに飲むのがおすすめです。
→脳を活性化させるゴツコーラ~記憶力向上に効果のある飲み方と副作用~
喉の違和感が気になるときに
スペアミント・・・小さじ1/2
レモン系のハーブと相性の良い、ミント系をブレンドした、いわゆるレモニーミントのハーブティー。
スペアミントの清涼感が喉の違和感を鎮めてくれるので、季節の変わり目など風邪をひきやすいときに良いでしょう。
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