ジンの香りづけや、身近なところでは肉料理にも使われるジュニパーベリー。
そんなジュニパーベリーのハーブとしての効果・効能を紹介します。
ジュニパーベリーの歴史
ジュニパーベリーは秋になると実をつける常緑灌木。
地中海沿岸部が原産ですが、ヨーロッパや北アメリカなどに広く分布しています。
緑色の実は2~3年かけて、ゆっくりと紫色がかった茶色に熟していき、これを収穫して乾燥させたものがハーブになります。
アロマオイルや染料の原材料となるほか、1500年頃には薬用酒として用いられるようになりました。当初は利尿作用が目的でしたがマツヤニに似た香りが人気を呼んで世界中に知れ渡ることに。
これが有名なジン(スピリッツ)の始まりとされています。
お酒の他にもハーブティーや肉料理の臭み消しとして使われてきました。
また、ヨーロッパでは聖書に登場するほど古くから、魔除けの木として使われてきた歴史を持ちます。
フランスの病院や学校では空気の浄化のために、ジュニパーの葉や枝を燃やす習慣がありました。
ジュニパーベリーの効果・効能
ジュニパーの花言葉は”保護”。花言葉のとおり、高い薬効が重宝されてきたハーブです。
特に利尿作用と解毒作用が優れているため、体内の余分な水分や老廃物の排出を促す効果が期待できます。
古くは痛風やリウマチ、尿道炎・膀胱炎の緩和に用いられてきました。
ただし、妊娠中の方や炎症を伴う腎疾患のある方の飲用は禁忌です。
その他、長期(4~6週間)に渡る服用も控えるべきとされているため、注意が必要です。
ジュニパーベリー~ハーブティーの美味しい淹れ方~
シングルティーとして楽しむ場合は、小さじ一杯がおすすめ。
スプーンの背で身を潰したら、5~7分程度熱湯で浸出しましょう。
その他のハーブより、やや時間をかけて淹れるのがポイントです。
甘みは少ないですが、森林のような香りにピリッとした酸味が特徴のハーブティーです。
ジュニパーベリーのブレンドティーレシピ
老廃物の排泄と代謝の向上に
アルファルファ・・・小さじ1
アルファルファは健胃作用を持つハーブです。
また、ビタミン・ミネラルが豊富なので、身体が疲れているときに代謝改善の効果が期待できるブレンドティーです。
アルファルファの甘みが酸味を抑えてくれるので、ジュニパーベリーのピリッとしたフレーバーが苦手な方には特におすすめです。
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お腹にガスが溜まったときのデトックスハーブティー
レモングラス・・・小さじ1
レモングラスは強力な抗菌作用を持つほか、駆風作用(腸内のガスを排出させる効果)を併せ持つハーブ。
ジュニパーベリーにも同様の作用があるので、ブレンドすることでさらにデトックスに効果が期待できます。
ジュニパーベリーのハーブティー~オススメのお店一覧~
他のハーブが含まれていないシングルティー用です。
使いきりの20gサイズなので、初めての方におすすめです。
ジュニパーベリーにレモングラスやペパーミントなど健胃作用のあるハーブをブレンドしたハーブティー。
消化器系でお悩みの方におすすめです。
利尿作用のあるリンデンをブレンドしたハーブティーです。
リンデンには鎮静・鎮痙作用があり、不安や緊張を和らげ、心をリラックスさせてくれる働きもあるので、更年期障害に伴う不調でお悩みの方にもおすすめです。
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