ヒソップ~ハーブティーの効果・効能~

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 教会で使われていたことから「聖なるハーブ」とも呼ばれるヒソップ。ハーブティーの効果と効能を紹介します。

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ヒソップとは?どんなハーブ?

 古くは教会の床に撒いて空気の浄化に使われていたヒソップ。「聖なるハーブ」と呼ばれていました。
 聖書ではダビデ王が”私の穢れをヒソップでお清めください”と神に赦しを請う場面があり、アラブ地方では現在でも”アザフ(神聖なハーブ)”と呼ばれています(これに関しては、聖書に登場するのハーブはマージョラムかケイパープランツであり、翻訳の過程で誤訳が生じたとする説もあります)。
 
 日本に伝わったのは明治時代。白かピンクの花を咲かせるものもありますが、ハーブに使われるのは紫色の花が咲く品種。
 ミントに似た香りの生の葉が肉料理・魚料理の匂い消しに使われるほか、花もエディブルフラワー(食用花)としてサラダの飾り付けなどに使われます。

ヒソップハーブティーの効果・効能

 ヒソップは、葉,茎,花と全草をお茶に利用できる珍しいハーブ。
 抗菌,抗ウイルス,去痰,発汗等の作用があるので、風邪で喉の痛みや鼻づまりを感じたり、特に痰が絡むときに飲むのが効果的。
 濃い目に淹れたハーブティーは、うがい薬にすることもできます。ヨーロッパでは、花のついた枝を漬けた蜂蜜が咳止めシロップとして使われてきました。
 健胃・消化促進作用があり、粘膜を強化する働きがあるので、脂っこい料理を食べた時や食べ過ぎた後にもおすすめ。
 ただし、てんかんを起こすピロカンホンという成分を含むので高血圧の人は飲用を避けた方が良いでしょう。他に、妊娠中の方も飲用不可とされています。

ヒソップ~ハーブティーの美味しい飲み方~

シングルティーで飲むときは

 シングルティーで楽しむときは、一般的なハーブティーより抽出に時間をかけるのがコツ。
 ティーカップ1杯(約150ml)のお湯にドライハーブ小さじ1が目安。7分程度蒸らせば完成です。

ヒソップのブレンドティーレシピ

不安やストレスで心が疲れた時に
 ヒソップ・・・小さじ1
 スカルキャップ・・・小さじ1

 スカルキャップは、緊張や不安など精神的ストレスを緩和するほか、神経の強壮にも役立ってくれるハーブ。仕事疲れで寝つきが悪いときなどに飲むと良いでしょう。

アニスと合わせて胃もたれに
 ヒソップ・・・小さじ1
 アニスシード・・・小さじ1

 アニスシードは胃腸の動きを活発にして消化を促進してくれるハーブ。食べ過ぎた時や、脂っこいもので胃もたれを感じたときのためのブレンドティーです。

汗をかいてさっぱりしたいときに
 ヒソップ・・・小さじ1
 キャットニップ・・・小さじ1

 キャットニップは優れた発汗作用をもったハーブ。ビタミンCも豊富なので、風邪のひきはじめにおすすめです。昂った神経を鎮める効果もあるので、寝苦しいときにも。

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