糖の吸収を抑えることからダイエットに効くハーブとして有名なギムネマ。効果的なハーブティーの飲み方や、脂肪吸収に効果的なキトサンとの飲み合わせについて説明します。
ギムネマとは?どんなハーブ?
ギムネマはインド原産のギムネマシルベスタという、つる状の常緑植物。
この葉を嚙んでから甘いものを食べても甘みを感じなくなり、また甘味に対する欲求が消えることから、ヒンディー語で”砂糖を壊すもの”という意味の名前が付きました。
インドの伝統療法であるアーユルヴェーダでは5000年以上前から糖尿病の治療に使われてきた歴史を持つハーブです。
ギムネマの効果・効能
主成分であるギムネマ酸には、腸内での糖分の吸収を抑える働きがあります。最近の研究では、ハーブティーが体内でのインスリン生産を促し、血糖値を低下させる働きがあることも分かってきました。
ハーブティーには舌の甘みを感じる味覚細胞の働きを一時的に鈍くする効果があることが分かっています。
当分の吸収に対して、腸にも舌にも働きかけるのでダイエットに対する強い味方になってくれるハーブです。
ギムネマのキトサンとの飲み合わせ
キトサンはカニやエビなどの甲殻類から抽出される動物性食物繊維のこと。脂肪分の吸収を抑える働きがあります。
日本補完代替医療学会の調査によれば、ギムネマとキトサンは一緒に摂るのが効果的とされています
ギムネマシルベスタエキス(G)は省庁でのグルコースの吸収を抑制し,キトサン(C)は腸管内で脂肪やコレステロールを包み込み,吸収を抑制することが報告されている。
(中略)
TGの上昇下面積(LAUC)はコントロール(0-8hr)を100%としたとき,G単体摂取時では87.5%(12.5%抑制),C単体摂取時は79.9%(20.1%抑制),同時摂取時では63.8%(36.2%抑制)となり,
脂質吸収抑制の傾向が観察され,GおよびCを同時に摂取することによる相加効果が確認された。
出典:日本補完代替医療学会 ギムネマおよびキトサンの脂質吸収抑制効果
このように約1.5~3倍の吸収抑制効果が生まれるので、ギムネマとキトサンは一緒に摂るのがおすすめです。
ギムネマの1日の摂取量は?~ハーブティーの美味しい飲み方~
シングルティーで飲むときは
糖の吸収を抑えてくれるギムネマは、食前に飲むのが効果的。食事の10~20分前に飲むのが良いでしょう。
そのため、摂取回数は1日3回が目安。薬の効果に影響が出てしまうので、糖尿病治療薬を服薬中の方は大量摂取を控えてください(事前に医師に相談するようにしましょう)。
シングルティーで楽しむときは、一般的なハーブより抽出に時間をかけるのが美味しく淹れるコツです。。
ティーカップ1杯(約150ml)のお湯にドライハーブ小さじ1が目安。7分程度蒸らせば完成です。
ギムネマのブレンドティーレシピ
ステビア・・・小さじ1/4
ステビアは砂糖の300倍の甘さを持ちながら、カロリーゼロの天然の甘味料。ダイエット中で甘いものが食べたくなったときにおすすめのハーブティーです。
ステビアが不安な方はリコリスやラカンカで試してみてくださいね。
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