ツタンカーメンの墓からも発見された世界最古のハーブともいわれるフェヌグリーク。種子のパウダーの使い方やハーブティーの効果・効能を紹介します。
フェヌグリークってどんなハーブ
フェヌグリークは世界最古の医学書である『パピルス・エーベルス』にも登場する歴史の深いハーブです。ツタンカーメンの墓からも、種子が見つかっています。
当時は分娩を促すハーブとして使われていました。
乾燥した風通しの良い場所で栽培されるハーブで、南ヨーロッパや南西アジアが原産地。
初夏になると薄黄色の花を一斉に咲かせます。
フェヌグリーク~ハーブティーの効果・効能~
子宮を刺激し鎮痛作用のあるフェヌグリークは、生理痛や出産時の陣痛を和らげるハーブとして使われてきました(ただし、妊娠中は禁忌とされているので注意が必要です)。
また、珍しいところでは生殖器系に対する強壮作用があるともいわれています。
近年の研究では、2型糖尿病患者の血中コレステロールと血糖値を下げる働きが認められました。
フェヌグリーク~パウダーの使い方~
フェヌグリークの種子をパウダー状にしたものは、カレー料理のスパイスに使われています。
刺激のある香りからはイメージし辛いですが、胃腸の粘膜を保護する働きがあり、腹痛や消化不良、食欲不振の改善に役立ってくれるハーブです。
また、スプラウトはサラダにしても美味しくいただくことが出来ます。
古くは、パウダーを軟膏にしたものが、肌の炎症を鎮める塗り薬として使われることもありました。
フェヌグリーク~ハーブティーの美味しい飲み方~
シングルティーで飲むときは
シングルティーで楽しむときの淹れ方は、一般的なハーブティーと同じです。
ティーカップ1杯(約150ml)のお湯にドライハーブ小さじ1が目安。5分程度蒸らせば完成です。
独特の苦みがあるので、気になる方は蜂蜜やレモンを加えると飲みやすくなります。
フェヌグリークのブレンドティーレシピ
脂っこいもの食べて胃もたれが気になるときに
レモンヴァーベナ・・・小さじ1
レモンヴァーベナは食欲増進・消化促進に効果のあるハーブです。胃腸の調子が思わしくないときに試して欲しいブレンドティーです。
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