デスクワークや勉強で座りっぱなしだと足がむくんでくること、ありますよね。ときには、パンプスを履いてるのが辛くなるくらい脚がパンパンになってしまうことも・・・。そんな、しつこい足のむくみに効く10種類のハーブティーを、ハーブ検定1級保有者の当サイト管理人”mayumi”が紹介します。
新陳代謝を高めて水分の排出を促す – ハイビスカス
1964年の東京オリンピック金メダリスト、アベベ選手が飲んでいたことから日本でも有名になったハイビスカス。
新陳代謝を高めて発汗を促進するハーブです。
ハーブティーに含まれる果実酸は消化吸収されにくいため、多めに飲むとオーガニックな下剤として働いてくれます。そのため便秘でお悩みのときにもおすすめ。
効果が穏やかなので、体調や便秘の具合に応じて効き目を調節できるのも、このハーブの優れたポイント。
クエン酸が豊富なため疲労回復に効果的。オフィスワークで座りっぱなしのときなど、疲労回復にも良いでしょう。
→ハイビスカス(ローゼル)~ハーブティーの効果・効能と副作用~
余分な水分・老廃物を排出してむくみを抑える – ジュニパー
ジュニパーは北米やドイツに広く分布する高木。ハーブティーに用いるのは、熟した果実の部分。
マツヤニに似たピリッとした香りが特徴で、ジン(スピリッツ)の香り付けに使われてきました。
フランスでは、病院の空気を浄化するために、燃やしたジュニパーの煙で病室を燻蒸することもありました。
優れた利尿作用があり、体内の余分な水分や毒素を排出してくれるので下半身のむくみを抑えてくれます。
また解毒作用もあるので、尿道炎や膀胱炎を緩和してくれます。
→ジュニパーベリーとは?ハーブティーの効果・効能
利尿作用に優れたハーブ – アルファルファ
アルファルファの和名はムラサキウマゴヤシ。漢字で書くと”紫馬肥し”と書きます。
名前の通り、馬のための牧草として明治時代に日本に伝わってきました。ビタミン、ミネラルが豊富で非常に栄養価が高いのが特徴です。
尿の排出量を増やす利尿作用に優れているため、体内に溜まった毒素を排出させたいときや、むくみが気になるときにおすすめのハーブ。
便の排出を促す緩下作用もあるので、便秘で悩んでいるときにも良いでしょう。
含有成分の一つであるジクマロールには抗血液凝固作用があるため、血液をサラサラにしてくれます(抗血栓薬との相互作用が報告されているので、これらの薬を処方されている方はハーブティー飲用に際して注意が必要です。)。
→アルファルファとは?もやしなの?小さなハーブティーの大きな効果
ダイエットにも効く!むくみを取り除くハーブ – フェンネル
フェンネルはアップルパイやカレーなど、古くからお菓子や料理の香り付けに使われてきたハーブ。
様々な薬効がありますが、中でも注目すべきはダイエット効果です。
ギリシア語ではフェンネルを”マラスロン”といいますが、これは”痩せる”という単語から転じたもの。
利尿作用によって体内の余分な水分を排出するので、むくみを取り除いてくれます。
便秘でお腹に溜まったガスを出すのにも効果的なハーブです。
→フェンネルとは? ハーブティーの作り方と効果
泌尿器系を整え、肌にハリを与える -ホーステール
葉の形状が馬の尻尾に似ていることから名前が付いたホーステール。
ケイ素を豊富に含むので爪や骨の健康を保つほか、肌に弾力を与え、髪のツヤを出す効果もあります。
また利尿作用があるので、むくみの改善のほか、尿道炎や腎臓結石の予防にも効果的。
ハーブを浮かべたお湯には、しもやけの症状を和らげる働きがあるので、寒い時期の入浴にも良いでしょう。
→ホーステール~ハーブティーの効果・効能と副作用~
腎機能を活性化させてむくみを取り除く – リンデン
銀座の並木通りに街路樹として植えられていることでも知られるリンデン。日本では英名の”ライム”で親しまれているハーブです。
リンデンウッドと呼ばれる樹皮から作られるハーブティーは腎臓の機能を活性化させる働きがあります。
利尿作用があるので、水分の摂りすぎによる浮腫みの改善に効果的。
コレステロールを減少させる働きもあるので、ダイエット中にも良いでしょう。
→リンデン~ハーブティーの効果と副作用~
作用が穏やかで飲みやすいデトックスティー – メドウスイート
アーモンドエッセンスのような甘い香りが特徴のメドウスイート。
痛み止めとして有名なハーブですが、実は暑気払いの効果もあり、ジプシーは夏の間、蜂蜜を加えて冷たくしたメドウスイート茶を飲む文化がありました。
温かくして飲むと発汗を促して、水分の排出を助けてくれます。
作用が穏やかなので子供やお年寄りでも安心して飲めるハーブティーです。
→甘い香りの痛み止め – メドウスイートハーブティーの効果~
解毒・利尿作用に優れた日本古来のハーブ – クマザサ
クマザサは神話にも登場する植物で、神聖なハーブとして扱われてきました。
優れた抗菌・防腐作用があり、歯周病や口内炎、口臭の予防に役立ってくれます。
また、利尿作用もあるので水分の摂りすぎが気になったときにも良いでしょう。
水太り対策のためのハーブ – ハトムギ
ハトが好んで食べる麦であることから名がついたというハトムギ。
クセがなく飲みやすいハーブティーで、たんぱく質やビタミンB1,ビタミンB2,ビタミンEが豊富。皮膚組織の代謝を高め、なめらかできめ細かい肌に整えてくれます。
また、身体の生理機能を活性化させるので、老廃物やむくみを解消してくれます。
→ハトムギ茶の副作用 – 妊娠中に飲用NGな理由とは?
発汗・利尿でむくみを取り除く – エルダーフラワー
エルダーフラワーは、古くから厄除け・魔女よけの木として神聖視されてきたハーブ。
イギリスでは玄関のわきに育てる風習があります。
発汗を促進し、尿の量を増やすことで体内の余分な水分と老廃物を排出してくれます。
抗アレルギー作用もあるので、花粉症や鼻づまり、涙目でお困りのときにも良いでしょう。
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