日焼け止めを使っていても知らないうちに出来ている肌のシミ。身体の内側から肌の調子を整える、美白・シミに効くハーブティーを、ハーブ検定1級保有者の当サイト管理人”mayumi”が紹介します。
アルブチンが肌を白く保つ – ウバ(ウワウルシ)
アメリカ先住民によって、頭痛や壊血病の治療・改善に使われてきたウワウルシ。
含有成分であるヒドロキノン誘導体に含まれるアルブチンにはメラニン色素の合成を阻害する働きがあるので、美白効果が期待できます。
抗菌・抗炎症作用もあるので、肌荒れが気になるときにも良いでしょう。
→ウワウルシ(クマコケモモ)~ハーブティーの効果・効能~
肌に弾力を与えシミ・シワを予防する – ジャーマンカモミール
ジャーマンカモマイルは美白成分として、ヨーロッパの化粧水によく使われるハーブです。
破れた毛細血管を修復し、肌の弾力を高めるのでシミ・シワを防止してくれます。
身体を温め肌を保湿する働きもあります。
抗アレルギー作用もあるので、季節の変わり目で乾燥で肌のかゆみが気になるときにもおすすめのハーブティーです。
→ジャーマンカモミールとローマンカモミールの違い~生理機能を整える優しいハーブ~
→ジャーマンカモミール~ハーブティの効能とカミツレの花言葉~
体内の毒素を排出して肌のくすみを取り除く – ネトル
血液中のヘモグロビンに似た、クロロフィルを豊富に含むネトル。
浄血作用に優れているため、体内の老廃物、尿酸を排出するのに役立ってくれるハーブです。
アレルギー症状を鎮める働きもあるので、秋口の花粉が飛び交う時期の肌荒れにも効果的。
貧血の予防や婦人病の治療、月経時の出血量をコントロールする働きもある、女性に嬉しいハーブです。
→ネトル~ハーブティーの効果・効能と副作用~
髪にツヤ・肌にハリを与える – ホーステール
葉の形状が馬の尻尾に似ていることから名前が付いたホーステール。
ケイ素を豊富に含むので爪や骨の健康を保つほか、肌に弾力を与え、髪のツヤを出す効果もあります。
ハーブを浮かべたお湯には、しもやけの症状を和らげる働きがあるので、寒い時期の入浴にも良いでしょう。
→ホーステール~ハーブティーの効果・効能と副作用~
粘液質が肌を乾燥から守る – マーシュマロウ
数あるマロウ系のハーブの中でも、特に薬効の高いのがマーシュマロウ。
その秘密は根の部分に豊富に含まれる粘液質にあります。
保湿作用に優れているため、冬場の乾燥した時期には肌荒れを防いでくれます。
また、下痢のときには傷んだ腸粘膜を治す働きもあるので、寒い時期におすすめのハーブティーです。
→マーシュマロウ~ハーブの効能と副作用~
荒れた皮膚組織を修復する – コモンマロウ
熱湯を注ぐと最初は鮮やかな青色、その後空気中の酸素と反応して徐々にピンク色へと変化していくことから、”サプライズティー”の異名をもつコモンマロウ。
豊富に含まれる粘液質やタンニンが粘膜の炎症を鎮めてくれるので、特に肌荒れが気になるときに飲みたいハーブティです。
ストレス性の胃腸炎を鎮める働きもあるので、仕事や勉強で身体の疲れを感じた時にもおすすめです。
抗酸化作用で肌を若々しく保つ – ルイボス
南アフリカ原産のハーブで、現地では「不老長寿のお茶」として古くから親しまれてきたルイボス。
体細胞を老化から守る活性酸素除去作用に似たフラボノイドを豊富に含むことで、近年注目を浴びているハーブです。
肌のサビつきを防ぎ、また冷え性や便秘を改善する働きもあります。
女性のホルモンバランスを整える – レッドクローバー
3枚の複葉をもったレッドクローバー。中世イギリスでは、3枚それぞれに神、キリスト、精霊が宿るといわれ、神聖なハーブとして扱われてきました。
体内の毒素を浄化するデトックス効果を持ち、肌のくすみを防いでくれるほか、イソフラボンをはじめとする含有成分にホルモン様作用が認められています。
そのため、のぼせや冷えなど、更年期の諸症状を緩和する働きもあります。
豊富なビタミンCで美白に – ローズヒップ
ローズヒップは「ビタミンの爆弾」という過激な名前で呼ばれるほどビタミンを豊富に含むハーブ。ビタミンCについてはレモンの20~40倍も含まれています。
また、鉄分に関してはほうれん草の2倍。
毛細血管を丈夫にして、コラーゲンの生成も促進してくれます。
美白のほかにも、肌にハリを与えてくれるハーブです。
化粧水でも有名な美肌のためのハーブ – ハトムギ
ハトが好んで食べる麦であることから名がついたというハトムギ。
クセがなく飲みやすいハーブティーで、たんぱく質やビタミンEが豊富。皮膚組織の代謝を高め、なめらかできめ細かい肌に整えてくれます。
女性ホルモンの働きを活発にしてくれるので、婦人科系のトラブルでお悩みのときにもおすすめです。
→ハトムギ茶の副作用 – 妊娠中に飲用NGな理由とは?
傷んだ皮膚組織や粘膜を修復するハーブ – カレンデュラ
コスモスによく似た形の花弁に鮮やかなオレンジ色が特徴のカレンデュラはカロチノイドやフラボノイドが豊富なハーブ。
乾燥や紫外線で損傷を受けた皮膚組織を粘膜を癒し、保護する効果があります。
また、消炎・抗ウイルス作用もあるので、ニキビや肌荒れ防止の化粧水として使われることもあります。
胃炎を鎮める働きもあるので、ストレスからくる肌荒れでお悩みのときにも良いでしょう。
肌を引き締めてハリを与える – ハコベ
ハコベはリウマチの治療などに、外用・内用で使われてきたハーブ。
収斂作用(組織を引き締める働き)があるほか、鎮静作用があるので肌の炎症を鎮めるのにも効果的。
穏やかな緩下作用(便の排出を促す働き)もあるので、便秘に伴う肌荒れの改善にも役立ってくれます。
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